ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない【ネタバレ感想】複雑に絡み合う三人の運命は…？

ComicFestaにて独占配信中の富士野ヒグマ先生原作『ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない』は、幼い頃から大好きだった人と再会し幸せに暮らしていた小春が、実は偽物だった彼に執着され囚われてしまうお話です。

運命的な再会を経て、大好きな倫太郎の恋人になった小春。

『ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない』の登場人物

佐藤小春

ホテルスタッフとして働く主人公。

幼い頃から好きだった倫太郎と再会し恋人同士となり、幸せに暮らしていた。

倫太郎が偽物だと知り戸惑いながらも、心も身体も囚われていく。

折坂倫太郎

小春の幼なじみで恋人。

数年前に離れ離れになるが、運命的な再会を経て付き合うように。

正義感が強く、いつも小春を守ってくれる素敵な青年。

折坂旺太郎

倫太郎の双子の兄。

何を考えているか分からない青年で、小春は幼い頃から苦手に感じていた。

ほとんど接点がなかったはずなのに、何故か小春に執着している。

『ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない』１巻～３巻のあらすじ

１巻のあらすじ

倫太郎との出会い

内気で人付き合いの苦手な小春は、ホテルのフロントで働く24歳。

数年前に離れ離れになった最愛の人・倫太郎と運命的な再会を経て恋人同士となり、幸せな同棲生活を送っていました。

大学生の倫太郎は、小春の仕事が終わる頃に毎日迎えに来てくれるような優しい人。

二人の出会いは１０年ほど前で、当時小学生だった小春はいじめっ子から守ってくれた転校生の倫太郎に恋をするようになります。

しかし中学生になった頃、海外に住む事になった倫太郎は“１０年後にここに来る”という言葉を残し旅立っていきました。

違和感の始まり

それから１０年経たずに再会した二人は、そのまま恋人同士に。

心も身体もすっかり倫太郎に魅了された小春は、どんどん彼の虜になっていきました。

倫太郎の恋人になって１年が経った頃、ふとした事から違和感を覚えた小春。

同時に小春の前に、倫太郎を名乗る謎の青年が現れて…。

２巻のあらすじ

恋人の正体

目の前の恋人は倫太郎ではなく双子の兄の旺太郎だったと判明。

幼い頃から何を考えているか分からない旺太郎を苦手に感じていた小春は、訳も分からず混乱してしまいます。

悪びれる素振りも見せない旺太郎に戸惑い離れようとした小春ですが、１年間も勘違いしていた事を思うと倫太郎のところに行く事もできません。

そのまま旺太郎に押し倒された小春は、抵抗もできないまま弄ばれてしまうのでした。

戸惑い

翌朝、旺太郎が眠っている隙に家を飛び出した小春。

運命の人だと思っていた彼が倫太郎ではなかったという事実を受け入れられない小春は、これからどうして良いか分からず塞ぎ込んでいました。

しばらくはホテル暮らしをしようと考えたものの、すぐに旺太郎に見つかってしまいます。

連れ戻されそうになった小春は抵抗しますが、倫太郎に連絡すると言われ怯んでしまい…。

３巻のあらすじ

逃げられない

あの日以来、何事もなかったかのように旺太郎との生活を続けていた小春。

一度だけ逃げ出そうとした事はありましたが、まるで自分のモノだと分からせるように弄ばれ逃げられなくなってしまいます。

旺太郎が理解できない小春はこんな事をする理由を尋ねますが、毎回はぐらさかれ会話になりません。

同時に倫太郎が家業を継ぎ海外暮らしをしていると知った小春は、多忙な彼が日本に来ていた理由について気になり始めていました。

独占欲

久々に再会した倫太郎は素敵な青年に成長しており、小春は益々想いが募ります。

疲れ果て眠ってしまった小春ですが、気が付くとすぐ側に旺太郎の姿がありました。

朦朧とした意識の中、鏡の前に移動させられた小春。

またも旺太郎は鏡の前で小春の身体を弄ぶと、誰のモノか分からせていき…。

『ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない』を読んだ感想

嘘から始まる物語

運命の人だと思っていた恋人が、実は偽物だったという展開に衝撃を受けました！

いじめっ子から救ってくれた倫太郎に恋をするのはごく自然ですし、幼い頃の約束を経て運命的な再会を果たす二人の姿に感動。

しかし全ては旺太郎が仕組んだ罠だったという展開が恐ろしくなります。

幼い頃の旺太郎は小春に興味がないように見えましたし、二人には接点なんてほとんどなかったはずなのに。

旺太郎が小春に執着する理由が分からず戸惑ってしまいました！

倫太郎の目的

旺太郎に違和感を覚え始めた小春が、本物の倫太郎と再会し衝撃の展開に！

全てがバレても悪びれる事なく、いっそう激しく小春を抱いていく旺太郎の姿に狂気を感じますね。

小春としては偽物だと気付かずに処女も捧げてしまいましたし、今更倫太郎に会うのも躊躇してしまうのでしょう。

それでも海外暮らしの倫太郎がわざわざ日本にやって来たのは小春との約束を果たすためでは…。

心も身体も篭絡された小春が逃げられるかは分かりませんが、複雑な恋の行方が気になってしまいます！！

『ぐちゃぐちゃ絡まる、赤い糸～偽りの運命は、私を抱いて逃がさない』の見どころ

本物と偽物の狭間で揺れる小春

運命の彼が偽物だったという衝撃の展開から始まりますが、偽物だと知っても逃してもらえずにいっそう堕ちていく小春の姿にゾクゾク…。

小春の身体を弄ぶ旺太郎が時折見せる狂気の表情が秀逸で、ヤンデレ好きの方にはたまらない展開となっています！

旺太郎の重すぎる愛がどんな波乱を巻き起こしていくのか楽しみです！

複雑な恋の行方

倫太郎は昔と変わらずに輝いており、小春の心は乱されっぱなし。

しかし旺太郎には処女を捧げている上に１年もの間共に暮らしてきた情がありますし、全てを知られている分逃げられないのでは…。

まとめ

大好きな幼なじみの倫太郎と再会し、幸せな日々を送っていた小春。

目の前の恋人が倫太郎の双子の兄・旺太郎と知り混乱しながらも、重すぎる彼の愛から逃がれられずにいました。