コミックシーモアで先行配信中の『たとえ愛されない聖女だとしても』は、低い身分のせいで虐げられ続けた挙句、聖女として最も重要な“魔法器官”を壊し追放されてしまったミアが、野蛮な辺境伯の妻となり心を通わせていくラブファンタジーです。

ももこ
心に傷を抱えた二人の恋の行方が気になります♪
『たとえ愛されない聖女だとしても』の登場人物
ミア
聖なる力を発現させたせいで家族に売られた元聖女。
平民出身で酷使され続けた結果“魔法器官”を壊し、廃棄聖女の烙印を押されてしまう。
第二王子の命令でギルバートの妻となるが、噂とは違う彼に惹かれていく。
ギルバート・グェイン
“魔の森”と呼ばれる物騒な地区を統治する辺境伯。
残忍な性格で“切り裂き辺境伯”と噂されているが、実際には穏やかで優しい人。
ミアに白い結婚を提案したものの、純粋で健気な彼女に惹かれ始める。
第二王子
王宮の治癒省を管轄する王子。
あからさまに平民を差別し、身分の低い聖女たちに過剰労働を強いる。
ミアが魔法器官を壊した事を見抜き、ギルバートの妻となるよう命じた。
ヘレン
辺境伯の屋敷で働く侍女。
ミアを気遣ってくれる、優しく穏やかな女性。
アマリア
ヘレンと共にミアの身の回りの世話をする侍女。
ハッキリとした性格で、よく思った事を口に出してしまう。
ヒューゴ・ダルトン
ギルバートの側近。
昨年の戦いで片腕を失い療養中の騎士。
『たとえ愛されない聖女だとしても』のあらすじ
1巻のあらすじ
幼い頃に実母を亡くしたミアは、後妻との間に生まれた双子の弟の傷を癒したい一心で聖魔法を発現。
大喜びした父は、多額の謝礼金と引き換えにミアを王家に手渡し絶縁してしまいます。
その後は平民出身の聖女として魔石に聖魔法を込めた“聖玉”作りのために酷使され続けたミアは、魔法器官を壊し廃棄聖女の烙印を押され王宮から追放される羽目に。
第二王子から冷酷と噂される辺境伯・ギルバートの元に嫁ぐよう命じられ、ミアは泣く泣く従うしかありませんでした。
辺境伯の屋敷へ向かう道すがら、盗賊に襲われ殺されかけたミア。
死を覚悟したミアを助けてくれたのは、優しく穏やかな美青年で…。

ももこ
両親からも王宮からも見放され、居場所を失くしたミアが不憫過ぎます…。
夫となるギルバートは噂とは異なる人物のようですが、ミアには今度こそ幸せになって欲しいです!
2巻のあらすじ
颯爽と盗賊を倒し、ミアを救ったギルバート。
噂とは違う穏やかな夫に驚きながら屋敷へと到着したミアは、使用人たちにもてなされ戸惑っていました。
さらにギルバートは全てをミアに選ばせてくれ、王宮とは違う人間らしい扱いに困惑。
今度こそ居場所を見つけられると希望を持ち始めたミアですが、ギルバートの警戒したような笑顔が気になっていました。
その後 “白い結婚”を提案され、傷付きながらも元聖女として尽くす事を約束したミア。
ギルバートがこの結婚を望んでいないと確信したミアは、もし廃棄聖女だと分かればここから追い出されてしまうと怯え始めます。
さらに初夜では、結婚という契約を締結するために身体を求められてしまい…。

ももこ
一見優しそうに見えるギルバートや使用人ですが、重大な秘密を隠していそうな予感。
白い結婚を提案しながらも初夜を決行したのには、何か理由があるのでしょうか。
3巻のあらすじ
初夜の余韻に浸りながらも、侍女のヘレンとアマリアに促され身体を清めたミア。
ヘレンは優しく接してくれましたが、アマリアはあからさまにミアの聖女としての力を疑っているようでした。
屋敷から追い出されないためにも聖女としての能力を示したいミアは、傷を負った兵士の手当てをする事に。
そこで聖女としての力を存分に発揮したミアですが、侍女たちが発したレベッカという人物の事が気になり始めます。
ギルバートからも認められ居場所を守れると安心したのも束の間、ミアは過去の戦いで腕を失った騎士・ヒューゴを紹介されて…。

ももこ
アマリアたちが話していたレベッカとは、かつて辺境の地にいた元聖女でしょうか。
ミアに無関心を貫いていたギルバートの気持ちも変わり始めたようですし、このまま夫婦の絆が深まる事を望みたいです!
4巻のあらすじ
夫婦の寝室で、辺境伯としてのギルバートの心構えを聞いたミア。
ギルバートが民の事を第一に考え少しでも楽な暮らしをさせてやりたいと考えている事を知ったミアは、尊敬の念を抱きます。
優しく純粋なミアに惹かれ始めながらも、ギルバートは過去の過ちに苛まれ、彼女を愛す事を拒んでいるようでした。
翌日、魔の森への遠征に同行したミアは、聖女としての力を発揮し大活躍。
屋敷に戻り一息ついていたミアですが、大魔法を使い魔力を消費したギルバートを回復させるべく、魔力補給をするよう促されてしまい…。

ももこ
真面目で優しい二人が惹かれ合う姿に胸キュンですが、ギルバートが何故一歩踏み出せずにいるのか気になります。
さらに“魔力補給”の方法が過激で見入ってしまいました!!
『たとえ愛されない聖女だとしても』を読んだ感想
傷付いた二人の交流
両親に捨てられた挙句、王宮を追い出され廃棄聖女となったミア。
これまで自分の居場所を見いだせずにいたミアが、孤独な辺境伯と出会い心を通わせていく姿に引き込まれました!
過酷な環境下にある辺境の地では聖女が持つ癒しの力は重要で、ミアにも聖女としてのご奉仕を求めたいところなのに、実は魔法器官を壊した用済み聖女だとバレたらどうなってしまうのでしょうか。
今のところは聖女としての力を存分に発揮し周囲の信頼を得ているミアですが、いつか聖魔法が使えなくなったら…。
今までのように捨てられてしまうのかと心配になります。
それでもミアは皆の役に立ちたいと願っていますし、この強い想いが魔法器官を復活させるカギになるかもしれませんね!
甘々な夫婦の営み
白い結婚を提案されたものの、夫婦の営みは健在でドキドキしてしまいます!
しかも大量消費した魔力を回復させるのも聖女の役目で、魔力供給の度に身体を求められるのかと思うと身が持ちませんね。
ミアの魔力量は膨大なので存分に役に立てると思いますが、もしかするとこの行為が壊れた魔法器官を修復するカギになる可能性も。
もしミアの魔法器官が回復したら、片腕を失ったヒューゴを元に戻す事もできるかもしれませんね!
ギルバートの過去の過ちにはレベッカという女性が関係しているのか。
心に傷を持つ不器用な夫婦の今後が気になってしまいます!
まとめ
聖女としての力を酷使した挙句、魔法器官を壊し廃棄聖女となったミア。
訳あり辺境伯の元に嫁ぐよう命じられたミアは、噂とは違う彼に戸惑いながらも居場所を守ろうと奮闘していました。

ももこ
今度こそミアが安心して暮らせる事を祈りたいです!!